達人達

先日の田中峰彦さんのライブで一緒だった、ロビン・ロイドさん。
尺八やカリンバや打楽器を演奏する方なのですがアンコールの曲でハンドドラムのソロがっあったのですが、これでやられてしまいました。
手に持って演奏するハンドドラムですが最初はピアニッシモで指先を操りながらひたひたと世界を作っていきます、最終的にはmf位までのダイナミクスだったのですが、普通打楽器のソロだと最後はff(フォルテッシモ)ですよね。それがロビンさんはmfまで。でも、でもです。持っていかれてしまいました。持っていくとはミュージシャンの使う言い回しで心を持って行かれるの持って行くです。いやぁ、凄かった。引き込まれました。

その前、先月演奏したギターの佐藤正美さんもそうでした。ピアニッシモで演奏して持っていくのです。それに対応するのが大変な事(笑)。ウッドベースを軽く弾くのはなかなか大変なのです。そりゃ出来ますよ。長年やってますからね。でもねピアニッシモで良い音出すのは本当に大変なのです。
あと、僕がやってるバンド、仁晶の仁さんこと竹内仁美さん。彼女もフっと弾いたピアニシモの美しいこと。一瞬で持っていかれてしまいます。で、その瞬間に引くベースの大変な事。
それから、クロスロードのマスターの村上さん。かれも例えばセクションの変わり目でフォルテになってる所をフっといきなりピアニシモに下げて4ビートのレガートをビシっと美しくしかも緊張感を保ったまま決めるのです。その瞬間僕は裸にされてます(笑)。「さあ、イイのを聞かせてくれ」って言われてるみたいで、取って置きの音を出さなければなりません。

いやぁ、達人は居ますね。でもね、そう言うのって中々気付かれないんですよね。派手なプレイは受けますよ。でも、そう言う派手なプレイよりもはるかに難しいダイナミクスのレンジの一番底でのプレイ。誰にも気付かれないまま、でも音楽の本当の美しさを引き出せるプレイ。最近僕の周りにそんな人が沢山居ます。うーん、頑張らなきゃ。そう、そんなフウになりたい。そんな表現で音楽を自由自在に操ってみたい。そんな今日この頃です(笑)。


ロビンさんのHPです。
http://www.robbin-muse.info/
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by xou99 | 2009-06-15 02:16 | 色々と、 | Comments(2)
Commented by びぃ at 2009-06-16 20:56 x
お! 久々に『仁晶』って文字を見たな~
  と思っていたら、今日竹内さんからDMが届きました(笑)

うん、確かに竹内さんのピアノは凄い。
素人の私が云うんだから、間違いない。 ってどんな自身なんだろうか…



Commented by xou at 2009-06-17 04:31 x
そうでしょう。
あのピアニシモを弾けるピアニストはなかなかいないですよ。
ところがそれって理解されない。やはりみなさんガンガン弾くピアノを「凄い」と感じるんでしょうか。
でも、まぁ、びぃちゃんのような人も数少ないですが確かにいらっしゃるのです。どうぞ自信を持ってくださいね。確かな耳です。

そうそう、ロビンさんも是非どうぞ。
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